┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃■キョートテンチョー・ムラータのオラ・ケ・ボラ!VOL.5 ♪┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  Hola! Que bola? こんにちは!京都店の村田です。  ようやく寒い冬も終わり、活動的な季節の到来です。読者の皆様  の中には、きっと公園や川辺などの野外で練習されている方も少  なくないと思います。  これからの季節は野外練習にうってつけなので、おもいっきり練  習してください。周囲への配慮はお忘れなく!  前回ドラマーにも役立つキューバ風コンゲーロ(コンガ奏者)のハ  ンドケアをお贈りしましたが、本来キューバではコンガの指す意  味が欧米と違います。コンガというと楽器の名前っていうのが日  本でも欧米でも一般的です。  しかし、コンガの発祥地であるキューバではコンガのことをトゥ  ンバドーラと呼びます。そして、コンガの意味はカーニバルに演  奏される音楽のことなんです。  何かの本で読んだんですが、キューバでコンガを演奏しているの  を見た外国人が楽器の名前を尋ねたところ、音楽の名前と勘違い  してコンガと答えたのが広まったらしいです。  またこんな勘違いもありました。1930年代にキューバの有名  なソンの「南京豆売り」(El Manicero)という曲がアメリカで大ヒ  ットしました。聴いたらきっと皆様も知っておられると思います。  この曲を紹介するときに“ルンバ”と紹介したため、キューバの  ソンをルンバと呼ぶようになったそうです。いわゆる社交ダンス  などで演奏されているルンバは、ソンなんです。もちろん踊りも  ソンです。  一方キューバでいうルンバは、アフリカ色がかなり強い音楽で打  楽器と歌だけで演奏されます。言葉もアフリカの言語が使われた  りします。  キューバでルンバを演奏するバンドの練習場に行った時の事です。  まず目に飛び込んできたのが、大きなマリア像でした。そしてキ  ューバでは混血の人が大半なので、肌の色を何種類にも区別して  いるんですが、そこに居た人たちはかなり黒い肌の人たちでした。  アフリカの宗教の要素が根強くあり東洋人の私がこの場に居るこ  とにも違和感を感じるほどの強烈なカルチャーショックを受けま  した。しかし、人はというととても気の良いキューバ人だったん  で、ほっとしました。  アフリカの宗教なのに、マリア像はおかしいんじゃあないの?と  思いますよね。実は、無理やり奴隷としてアフリカからキューバ  に連れて来られた人々は、アフリカの宗教を禁止されたので、キ  リスト教の神様を祭ってアフリカの神様とだぶらしていたのが、  そのまま受け継がれているそうです。  サンティアゴ・デ・クーバに“デル・コブレ”という教会があり  ます。  サンティアゴに旅行した人は必ず「デル・コブレには行った?」  と聞かれるほど有名な教会です。そこに祭られているマリア像は  褐色の肌をしているので驚きました。デル・コブレに行ったとき  にもらった石はお守りとして今も大切に持っています。  さまざまな出来事により変化してきた歴史に柔軟に確実に受け継  がれていく文化の力強さを感じずにはいられません。  Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。  ※オラ・ケ・ボラ(Hola que vola!)はキューバ弁ですが、京都  弁にすると、「へぇ毎度!どないしたはりますねん?」になり  ます。             (By 京都店テンチョー・ムラータ)