┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ■キョートテンチョー・ムラータのオラ・ケ・ボラ!VOL.54 ♪ ■ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。               ♪♪  前回紹介したコンパルサのアンサンブルはお試し頂けたでしょ  うか?楽譜よりは理解しやすいカナ譜例ですが、実際の音を聞  いていただきたいので、今回は演奏が収録されているアルバム  を紹介いたします。最近では、民族音楽やラテンのコーナーを  探せばキューバの民族舞踏団などの現地録音が比較的簡単に見  つかると思いますので、私なりの違う角度から見たあるバンド  を紹介したいと思います。  そのバンドはキューバのバンドではなく、TIPICA'73(ティピカ  '73)というニューヨークのバンドなんです。Timbales にNicky  Marrero や Conga に Cachete などが参加しています。そして、 なんと言っても Bongoには、ニューヨークのボンゴ奏者の中で  私が最も尊敬する Johnny Rodriguez Jr. が参加しています。 今は亡き“El Rey”こと Tito Puenteと共に来日した時の演奏 を今も鮮明に覚えています。 なぜ、キューバ伝統音楽のコンパルサのアルバム紹介に、ニュ ーヨークの TIPICA'73を紹介するかというと、ご存知ではない 方も多いかもしれませんが、1962年のキューバ危機以降、アメ リカとキューバは国交断絶状態となりました。現在では、比較 的簡単に行き来が可能になりましたが、冷戦中の1970年代はア メリカ人が簡単にはキューバの地を踏むことは許されませんで した。 このバンドはそんな時代に、膨大な書類による手続きを経て、 文化交流を目的にキューバに渡りレコーディングを果たしたバ ンドなんです。このことからもわかるように、演奏の至るとこ ろにキューバ音楽を敬愛してやまない様子がうかがえるバンド  です。そのキューバで録音されたアルバムのタイトルは、 TIPICA'73 en Cuba-Intercambio cultural です。 キューバ側のミュージシャンとしては、Timbales の Gillermo Barrettoや Changuito、そしてすばらしいコンガソロを聞かせ てくれる Tata Guinesも参加しています。このアルバムのクレ ジットにはコンパルサは記載されていませんが、1分ほどのカ  ンパナによるコンパルサの演奏が収録されています。 さらに、Charangueando con la TIPICA 73というアルバムでは、 大編成によるコンパルサが収録されています。是非聴いてみて くださいね!  また、私達独自のアンサンブルを収録したサウンドファイルを  作成して、HP上でも皆さんの参考にしてもらえればと企んでい  ますので、これもまたお楽しみに! Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。            (By 京都店テンチョー・ムラータ)