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■シェル
台湾製 10プライメイプル (内側シルバー塗装)
内側の塗装がUSA製の物より厚めに塗られています。アタックとサスティーンがバランスよく響きます。 |
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■フープ
・台湾製ダイカストフープ
USA製グレッチの伝統的なダイカストフープと型が異なり、質量が軽く柔らかめの響きが特徴です。10テンションホール。チューニングボルトのワッシャーには、メタルワッシャーに加えて厚めのプラスティックワッシャーが使われており、接触部の磨耗の防止やチューニングキーの回し易さなどの効果があります。小さなパーツですがサウンドにも影響があり、フープの金属的な響きが抑えられマイルドな鳴りになります。シャープな倍音成分が欲しい場合はこのプラスティックワッシャーを取り外せばOKです。 |
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■ラグ
・台湾製 ダイカスト
USA製の物と比べて軽量ですが10ラグ仕様になり、アタックと音圧が増し芯のあるサウンドを得やすくなります。ラグとシェルの間に厚めのゴム板が挟まれておりそれなりの効果は期待できますが、半面では中高域の倍音成分の鳴りを押さえつけてしまう傾向もあります。サウンド面で音抜けやまとまりをさらに強調したい場合は、このゴム板を取り外してシェルの振動を素直に活かしてやるのも良いでしょう。 |
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■ストレイナー
・台湾製 トラディショナルスローオフ
伝統的なライトニングスローオフタイプとは異なり、ON・OFF操作と張り具合の調整をスイッチ側のみで行うタイプの国産メーカーに多くみられるドロップスタイル方式。サウンド面では、ライトニングスローオフタイプと比べると重量もありスナッピーを押さえつけ気味になるので、ややタイトな響きになります。スナッピーコードやテープの固定部分が角頭ボルトなので、着脱操作がチューニングキーでOKなのが便利です。ただ、このタイプは必要以上にネジをきつく締め付けてしまいがちで、ねじ切れを起こしやすいという問題もあるので注意が必要です。 |
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■ヘッド
・EVANSコーテッド
USA製 PERMTONEコーテッドと比較すると、低音の響きが細く弾力性も少ないため、耐久性が落ちますが、薄めで高域が目立ちアタック感が強調されるので、スネアのキャラクターに合っていると言えます。 |
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■スナッピー
・台湾製 20本内面当り
ラディック1930タイプ内面当り20本と同型のもので、反応も良くUSA製G5418よりも柔らかい響きが特徴です。よりシャープさやタイトさをお求めの場合は反応が良く本数の少ないタイプやノンコートの物への交換もおすすめです。 |