メーカー・・・・PREMIER
商品名・・・・EDP400/J
定価・・・・販売完了
販売価格・・・・販売完了
 
PREMIERフットペダルは日本ではあまりポピュラーな存在ではありませんが、その歴史は古く、70年代からすでに世界のトップドラマーたちには人気があり、当時から活躍のハードロックドラマー、コージーパウエル等の使用が有名です。(私も彼のミーハーとして所有していますが、とてもツーバス向きとは言えないないアクションですがね。。。)
また80年代後半には#251モデルが登場。スプリングが左右にあり、オーバル系の金属ストラップ、アンダープレート無しのシンプルなペダルが当時のスタジオドラマーを中心にあれこれ自分なりの改良を加えて使用され、当店では大ヒットしました。その後のPREMIERのハードウェアーは殆どが日本製のコピーのようなものが多く、あまり魅力的なモデルはありませんでした。しかし、90年代終わりにルックス、機能等、すべての点で画期的なモデルが登場!これが今回ご紹介をするEDP400/Jの原型となるモデルなのです。
しかし、残念ながらこのモデルは発売当初日本では販売が出来ず、何とか入手できないかと多くの方からお問い合わせを頂いておりました。そして遂に2001年に数箇所のパーツを日本向けにモデルチェンジをして発売が開始され、その機能とアクションの良さで圧倒的な人気を持つ商品となりました。今回再度当店の特集に登場いたしますが、現行のフットペダルで選択をするならこのEDP400/Jを候補から外すわけにはいきません!是非じっくりとその良さを確認してください。

EDP400/J

ちょうど2年前にこのホームページ上で初の新製品情報として紹介したのが、このPREMIER EDP400/J!遂にここまできたか!と、そのいかにもメカニック過ぎるようなルックスから、さしてアクションについては期待しなかったのですが、いざ踏んでみたらビックリ!見た目の印象は大きく裏切られ、その機能性の充実ぶりとクオリティーの高いアクションからプロクラスのドラマーを中心に絶大な人気を誇るペダルとなりました。

それまでの多機能を装備したペダルにありがちな、色々と細かな調節はできても、結局アクションはいまいち重い!調整が扱いづらい!等の「なんのためにこんな調整がついているの?」と思わせるような不満な部分が、このEDP400/Jには殆ど無く、自分のテクニックが向上したかと思うほどの反応の良さ、ほんの少しの不満も解消できる便利な微調整機能などなど、まさに待望の最新未来型フットペダルの登場だったのです。

発売されてから時間が経ち、最近ではDWの根強い人気も復活してきたせいもあり、店頭でもあまりに見かける機会が少なくなっているかもしれませんが、いまだにこのEDP400/Jに替わる超充実多機能モデルの登場は無く、この種のペダルではこれがNO1!
現代のフットペダルの先端を行く、絶対見逃せないモデルである事に間違いありません!今回の特集の一連のペダルにも、EDP400/Jの最新機能に明らかに影響を受けているモデルもあり、世界中の各メーカーが注目した事が充分にうなずけます。発売時の特集でもかなり細部に渡りご紹介いたしましたが、今回は更にその魅力に迫ります!!

EDP400/J

テスト平均値

踏み心地 8.6
★★★★★★★★
反応 9.1
★★★★★★★★★
安定感 10
★★★★★★★★★
スプリング 4.8
★★★★
サウンド 8.3
★★★★★★★★
機能性 7.5
★★★★★★★




EDP400/J

フル・アジャスタブル・カム・・・
EDP最大の特徴がこの無段階調節が可能なカムシステムです。これはカムの側の金属ストラップが前後にスライドすることで、踏み込みによって回転するシャフトからの距離が変化して、シャフトに近ければ真円カム、離れることでオーバルカムのアクションへと変わります。他社のカムよりも微調整が可能な為、本当に好みのポジションがセッティングできます。まさに機能性NO1とも言える画期的なシステム、今回の特集で紹介した殆どのペダルのカム形状が再現可能。これ1台でさまざまなペダルのアクションに挑戦してください!
調整のポイントはもっともシャフト側の真円タイプ、またはヘッド側のオーバルタイプのいずれかの両端の極端な位置から始めるのが良いでしょう。どちらか好みのタイプが決まれば、その位置から徐々に動かして変化を確認しながらベストポジションを見つけて下さい。一見難しい印象がありますが、この操作はチューニングキーだけでOKでしかも無段階の微調整が可能。。ペダルをバスドラムから外さずに出来るのもすごく便利。同様の機能を持つPEARLの場合は、4種のカムの交換作業では一旦本体をBDから外すことになります。

EDP400/J

ヒール・ポイント・アジャスター・・・
これもEDP独自の特徴であり大きな魅力のひとつ。ヒール部分の移動によりアクションを変化させることが可能となります。これはビーター角度はそのままでストラップとフットボードの初動時の力加減が変わる事で、ビーターの重み(遠心力)に変化が起こり、踏み込みの軽さが簡単に変えられます。ヘッドに近い位置ではアクションは軽く、離れることでより遠心力を感じて重くなります。このシステムをうまく活用すれば、瞬時に好みの軽さに変えられます。例えば、カムの角度は決まったがもう少しだけ軽くしたいような場合には、ヒールをほんの少しヘッド側にするだけでも効果があります。

調整のポイントはもっともヘッド側、またはヒール側の位置から始めるのが良いでしょう。どちらか好みの位置から徐々に動かすことで起こる変化を確認しながらベストポジションを見つけて下さい。操作はチューニングキーだけで、ペダルをバスドラムから外さずに出来るのはすごく便利です。(PEARLエリミネーターのパワシフターと同様のシステム、PEARLの3段階と比較して、やっぱり無断階という点ではこちらの方が更に魅力的では?)

EDP400/J

シンプル・クリップ・クランプ・・・
発売当時、きっと各社が真似るだろう思った画期的なシステムのひとつ。バスドラムに専用のパーツを固定させておいて、ペダル本体はそのパーツへはめ込むだけでセッティングが完了。自分のセットでの使用ならば一度固定すれば面倒な取り付けの為のネジを回す作業などが一切不要になるのでとっても便利。但し、レンタルスタジオ等では毎回の取り付けがやや不便かも、また忘れないように注意も必要です。また取り付けパーツのフープに対しての幅がやや大きめの為、LUDWIGやOLDフープ等の薄めのタイプには、取り付け部分の厚さを増すような工夫が必要です。無理に締めるつけるとネジばかの原因となります。(結局はこのシステム、SONORが採用しただけでしたね。。。。)

EDP400/J

スプリング ・・・
かなりの硬めで短いストロークで張力が掛かるのが特徴。その為、踏み込みの設定によってはテンションの強さが一気に加わりかなり重く感じる事があります。この場合は細かい調整よりも思い切ってスプリングの交換がお奨めです。候補としてはGATEWAYオリジナルスーパースプリングかまたはDW製が良いでしょう。
付属スプリングではアクション全体に遊びが無く、どうしても機械的な動きとなる印象がありますが、交換によってスプリング自体のストロークの違いで弱点が解消され、自然な感触が得られます。これはかなりお奨めのポイントです。
アンダープレート・・・
どのメーカーでも当たり前になってきているアンダープレートは無いのですが、安定感は抜群に良いです。これはフットボードを支える左右の角型の連結バーのおかげ。床との設置面積は意外に広く、特にヒール側の質量感も良い効果があるようです。(ややヒールが高い!と言う意見もありますが。。。)

EDP400/J

フットボード・エクステンション ・・・
元々はフットボードの一部となる移動可能なパーツですが、その位置によって踏み込みの軽さや戻りに影響が起こり、好みのアクションの微調整に大変効果があります。これはこの部分の重みが先端に移動する事で初動時のスピードが増し、ヒール側に移動する事で戻りのフィット感が増します。是非お試しください。
2WAY ビーター・・・
ユニークな形状のフェルトとプラスティックの2ウエイビーター。フェルト側は接触する面積は少ないながらもある程度の音量が出せて、通常の円形タイプと比較した場合に小音量でのまとまりが得られます。プラスティック側ではアタックが強くアクションがやや重くなります。この重くなってしまう状態が気に入らなければ、各社同様にビーターバランサーパーツを外すことで解消できるでしょう。お試しください!

EDP400/J

ビーターアングル・・・
フットボードの角度とは関係なく、ビーターのみの角度が変えられます。各頭ボルト2本での固定なので、バスドラムにセッティングのままチューニングキーで簡単に調節ができます。但しフル・アジャスタブル・カムとフープまでの距離にも充分な配慮が必要です。ある程度の好みの角度を先に決めてしまうのが良いでしょう。
クランプが可変可能・・・
これもEDPならではの優れた機能のひとつ。クランプへの装着部分がスライドできる事で打面とペダル本体との距離が調整可能なシステムです。メーカーによってのフープ幅の違いから起こる踏み込みの距離の微調整が可能。些細なことのようですが、実はこの打面までの距離が調節出来る事は、よりシビアなアクションを要求するドラマーには絶対に見逃せない、とても嬉しい機能です。但し、この距離が設定によってカムのパーツがヘッドに触れてしまったり、あまり距離をあけるとスプリングのテンションに負担が起こるなど、他の調整とのバランスに注意が必要。

EDP400/J

 踏み心地(重 1⇔10 軽) 平均8.6

KOTALO 10 素晴らしい。4重丸。
ゴン太 10 ものすごく自然で、しかもシャープ!
ただ深く踏み込むように設定すると、一定の位置より先から急に戻りたがる。(スプリングを変更すれば解消できると思う)
SAI 5-10 基本的には軽いが、セッティングでやや重く感じるときがあり。
ろく 9 セッティング次第で変わるがとても良い。
とら 8 これはセッティングによって大分変わるけど、どこに持っていっても軽いので。
HAJI 5 なんでもできる。

EDP400/J

 反応(鈍 1⇔10 敏) 平均9.1

KOTALO 10 素晴らしい。3重丸。
ゴン太 10 たまらなく良い。でもちょっとスプリングが強すぎるかな。
ろく 9 セッティング次第で変わるがとても良い。
SAI 9 どんなセッティングでも素早く反応。
とら 9 どのポジションで使っても良かった。 
HAJI 8 良い が、ポイントをみつけるのに時間を要しました

EDP400/J

 安定感(悪 1⇔10 良) 平均10

とら 10 十分だしプレート有りと無しとの中間ぐらいで、結構好きです。
ろく 10 問題ないと思う。
SAI 10 抜群に良い。
HAJI 10 信頼できる。 ぶれ知らずってやつです。
KOTALO 10 文句無し。
ゴン太 10 ちょうど良いが、最初クランプのみフープにませるタイプなので、取り付け位置に注意が必要。

EDP400/J

 スプリング(悪 1⇔10 良) 平均4.8

KOTALO 10 問題無いが、もう少し柔軟さがあれば2重丸。
とら 6 微妙な調節がができないので、セッティングでカバーするか、交換した方が良いです。
ゴン太 5 一番テンションを弱くしないと使えない。
「背の小さけど喧嘩がやたらと強い奴」みたいなスプリング。
スプリングの長さが短いせいか、ある一定のところから急に戻りたがる。設定しだいでこの点も解消されるが、ヒットポイントが深くないとだめな人は変えたほうが良いと思う。
SAI 4 硬めなのでセッティングによってはペダルの無駄のない動きに対して、スプリングの硬さがストレスとなる場合があり。交換がおすすめ。
ろく 3 変えたほうがよいと思う。
HAJI 1 みぢかい、かたい、つかえない

EDP400/J

 サウンド(悪 1⇔10 良) 平均8.3

KOTALO 10 2ウエイのどちらもとても良い。
ゴン太 9 ヘッドスピードがものすごく速いのでサウンドも素晴らしく踏み手の意図がダイレクトに表現される。ビーターはどちらでも使えるが、個人的にはもっといいビーターがほしい。
ろく 9 極端なオーバルカムセッティングにしても円形のサポートプレートを打面に近づけることで音量が得られた。
HAJI 8 もう少し重みがあり、やや硬めのビーターつけたらマイ フレンド(楽しめるはずさ)
SAI 7 見た目よりも繊細な音色から大音量まで確実にサポートしてくれる。
とら 7 フェルトビーター側が結構好きです。バスドラムの特徴を殺さず芯のあるサウンドが得られます。

EDP400/J

 機能性(悪 1⇔10 良) 平均7.5

KOTALO 10 画期的でとても素晴らしい。5重丸。
開発者に大きな敬意を払いたい。
とら 10 いろいろ試せるので。
ゴン太 10 素晴らしい!!!バスドラムから外すことなく設定が瞬時にしかも細かく設定できるので踏みながら自分のほしいポイントが簡単に探せる。
ベースドラムとの距離を調整できる部分なんか、もう最高。
SAI 9 慣れれば簡単。ほとんどの調整はチューニングキーだけでOK!
ろく 5 ここまで幅広いセッティングができるのはすごい。
HAJI 1 デビューにあたって1週間ください。試すこと おおいっす。

EDP400/J

 気になった点

とら ペダルをワンタッチで取り外しできるのは便利な反面、常に自分のセットで練習できる環境がないと逆に面倒です。明らかに余分なセッティングもできてしまうので、もっとシンプルな形にしても良いのでは?と思いました。
SAI スプリングの硬さとフープクランプ部分の角頭ボルト部分のネジの耐久性が心配。
HAJI ビーターとスプリングがそのままだと音と奏法に支障がでそう。(かえれば ノープロブレマ)
ろく スプリングとビーターを変えたらもっと良くなると思う。トゥーストッパーも外したほうがよい。 
KOTALO ・最近のほとんどの上級ペダルに共通しているが、付属のビーターバランサーは全く無用の長物。
・2ウエイビーターのそれぞれのヒットポイントにやや差があるので、頻繁に使い分ける人にはつらいかも。。(そんなことする人はいないと思うけど)
ゴン太 ・スプリング
※以下はあくまでも憶測です。
・各パーツの耐久性。
・フレームがゆがみそう。

EDP400/J

 総評

SAI これだけの機能で国産の定価以下で購入できるのはかなりお買い得では。
使用のペダルにほんの少しでも不満がある方は、それが解消できます!また安定感と
反応の良さをお求めであれば、まずこれを試すべきでしょうね。
これだけの機能で他の海外メーカーの半額近くで購入が可能。それぞれの機能は
本当に役立つことばかりで確実に好みのアクションが手に入ります。久しぶりに
じっくりと踏みましたが、欲しいです。コレ。
発売当初はやや抵抗があったが、いまでは割りに気に入ってます。
KOTALO 初心者・上級者を問わず誰でも買ったほうが良い。
特にあれこれペダルに悩んできた人はこれを買ってペダル遍歴をオシマイにしましょう。でも僕は、友達には買ったことを内緒にしておく。
HAJI

プレミア ロボ
他メーカーで自分の求める感触が得られなかったり、過去のペダルのタッチを再現しようともくろんでいる お方。
まず、新弟子不可。時間はかかるが、ベストパートナーになりうるはず。ですが、その頃には フープ装着の鉄か、どっかのネジをなくすはずだ 私は、まちがいなく

EDP400/J

 総評

ろく 僕のなかではペダルはシンプルに限ると思っていたのですが、このペダルに関しては許せるというか、かなり好きです。デザインも気に入りました。チューニングキーひとつでセッティングが変えられることや、フープクランプの噛ませ方など、もし今使っているペダルが壊れたら是非買いたいと思うペダルの一つです。
とら

初心者向きではないと思います。チェーンタイプが好きではない人で、奏法がしっかりしている人向けだと思います。
全体的には良いペダルだと思いますが、自分が一番好きなセッティングも嫌いなセッティングもこの一台でできるので、欲しいかどうか聞かれると、余計なものまで付いてくるから欲しくないかな。という感想です。
見た目ほど重くないので安心しました。

ゴン太

いままでテストしたペダルの中で一番良い!
全ての人に自信を持って薦められます。
ただ自分のほしい感覚がハッキリしていない人は信頼のできる人にアドバイスをもらう事。
私にとって、このヘッドスピードの速さはかなり魅力。
※以下個人的な意見
文句なく素晴らしいんだけど、彼女にはできないなー。
何でだろう・・・・
整形美人ぽいから?あまりにも近代的でついていけない?とにかくわたしの心は彼女を求めていません。