ヘッドがはまりにくいもの(スネアに限らず)の多くは、シェルの口径が若干大きめにつくられているためです。
■カバリングフィニッシュの場合
特にカバリングフィニッシュの場合は、シェルの厚みがその分さらに増すわけですから、当然ヘッド交換の度にこのような症状に悩まされる事になってしまいます。
強引にでもヘッドをはめ込むことが出来れば、何とかその場をしのげるものもありますが、繰り返す内にフープの歪みやカバリングが剥がれてしまうトラブルを引き起こす可能性があります。
より実用的な手段としては、エッジから約1cm程カバリングを落とし、ヘッドのリムがカバリングと重ならないように加工することです。カバリングの損傷を防ぐだけでなく、チューニングレンジや選択できるヘッドの幅を広げる事が出来ます。