Q:ハイハットのペダルを踏んだ時に、上下のシンバルの間の空気がこもるためか、パフ!といった感じで音が出ないことが多いのですが、何か対策はありませんか?
A:こういった症状でお困りの場合は、セッティング上の問題かシンバルの噛み合わせの問題が考えられます。
セッティング上の改善点としては、ハイハットスタンドのボトムシンバルを乗せる受け皿の部分に付いているハンドルナットやボルトのパーツを使い、ボトムシンバルに角度をつけた状態でセッティングする事で、踏んだ時の空気が外に逃げやすくなります。
また、シンバルの噛み合わせが問題と考えられる場合は、原因としてトップシンバルのホールの広がりや、もともとの組み合わせが馴染みにくいという可能性もあります。
この場合は、ボトムの角度調整と併せて、トップ側のクラッチの締め具合の調整を行うことで解消しやすくなりますが、演奏中も急に音が出にくい状態に陥る事もあります。
根本的に解決しにくい問題ではありますが、曲の合間などで軽くシンバルを揺すって馴染ませたり、踏み込みの強さを加減するなど、そのシンバルに合った付き合い方をして日常的にシンバルの状態に注意するのが効果的な対策となります。