REMO / ST114 SKINTONE


 
スネアの音色に悩んだら、まずはヘッド交換を検討したいところですが、各社から様々なタイプのヘッドが発売されていて、それぞれに特徴があるので、実際にどんなヘッドを選択するかは非常に悩みどころです。
しかし、あれこれと悩んだ末にドラムサウンドの原点に遡ってみると、プラスティックヘッドが主流の現代ではうっかり見過ごしがちなのが、本皮ヘッドのサウンドではないでしょうか?

膨大な種類がラインナップされているプラスティックヘッドも、この本皮系のサウンドを追求したタイプに的を絞ると、実は意外にも数種類に絞られます。

ヘッドメーカーのトップブランドREMOは、これまでにRENAISSANCEやFIBERSKIN 3、SUEDEといった本皮のサウンドを追求したプラスティックヘッドを発売し、定番のヘッドにはないリッチな響きと、現代の様々な音楽スタイルに対応できるプラスティックヘッドならではの汎用性の高さで、幅広 い支持と人気を誇りますが、今回新たに発売されたこのSKINTONEは、これらの本皮系ヘッドの好みが分かれる特殊コーティング独特のタッチのわずらわしさをも解消した、本皮系の新たな選択肢として見過ごせない逸品ヘッドなんです。

 

 サウンド

 まさに本皮のようなリッチな響き!!!

 

 

 

 

■録音時詳細
使用スネア:60's LUDWIG / #400

 

本皮系ヘッドは、フィルムに特殊な加工が施されているために、少し厚ぼったいタッチのものが多いので、時にはモッチリしすぎてシャープさが目立たせにくくなってしまったり、時には変にミュート感が強くなってしまったりと、良くも悪くもヘッドの個性が出すぎてしまう事があります
しかし、SKINTONEは、ただ本皮系のサウンドを追求した音色だけが特徴ではありません。同じREMOの本皮系ヘッドの中でも薄めのフィルムに仕上げられているので、シェルとの一体感が良く、スネア本体の個性に沿って素直に反応してくれるところも魅力なんです。
 

サウンド比較

サウンドファイルでは、定番のREMO/COATED AMBASSADOR 00番と比較してみました。スネアサウンド全体の印象は大きく変えずに、タイトでクリスピーなコーテッドヘッドのサウンドが、音の芯はしっかり残したまま深みが増したファットに広がるサウンドに変化しているのが聴き取れると思います。
 
COATED AMBASSADOR 00番

SKINTONE

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サウンドファイル
※ロール

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サウンドファイル
※コンビネーション

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※コンビネーション

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サウンドファイル
※パターン

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サウンドファイル
※パターン

魅惑の本皮系ヘッド

 おまけサウンド


 

本皮系のヘッドは、普通のプラスティックヘッドとは違った生々しいリッチな倍音と音量感、中低域の目立つ太い音色が特徴です。
極わずかにミュートしていますが、倍音が響きすぎないSKINTONEの特徴を活かして、少しローピッチにしたこんなサウンドもアリではないでしょうか?本皮系ならではのファットさがとってもグーですね!!

お奨めチューニング

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サウンドファイル
※ローピッチ