§感想・まとめ

2・3クラーべ、3・2クラーべ。というように私たちは4拍で考えるのが当たり前のように思っていましたが、実はそんなものは後から私たちにも理解できるように、便宜上つけられたものだったんですね。

古来より口頭で伝えられてきた民族的な音楽は、1・2,1・2,3 の一種拳法の形のようなものであるのだと思いました。難しく考えてはいけない、難しいリズムですね。体の中に常にクラーベを刻み続けるには、たくさんの良い奏者のリズムを聞いて頭と体に沁み込ませるしか無いようです。“日々鍛錬することが重要だ”とヴィクトルも言ってました。当たり前ですが、基本のパターンをしっかり練習することで初めて先に進めるのです。そうすることで、独特のリズム感を養うことができるのではないでしょうか?

踊ることや皆で楽しむことに使うために生まれた、キューバン音楽の真髄を目の当りにできて、大変楽しい一日でした。

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