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Q:OLDスネアを自分でメンテナンスする場合にはどういったところに注意すればいいでしょうか??
 

A:OLD器材は、見た目には分かりにくくてもダメージを受けている場合があります。突然の
トラブルを避ける為にも、ポイントごとに入念にチェックしていきましょう。

その1 / ラグの状態をチェック
ラグは動作が良好であれば無理に外そうとせずにそれでOKとしたほうが良いでしょう。特に異常がなければシェルに付けた状態でラグナット(チューニングボルトを受けるパーツ)をクリーニングするだけでも十分です。
特に木胴の場合、長年シェルにくっついていたラグは、シェルの中を通るラグビスを受ける部分が実はカビやサビで非常にもろくなっている事があります。外した瞬間に“ボロッ!!”と“もげて”しまったり、船形(ラグのカバーの部分)にヒビが入って欠け落ちてしまうなどといったトラブルに発展しかねません。

また、GRETSCHやSLINGERLANDは、タップネジが使われている事もあるので外す場合は一つずつ慎重に作業してください。ネジが錆付いて硬く回りにくい場合は、CRCなどで錆を落としてからネジ山を傷めないように注意して取り外しましょう。

タップネジとは??

その2 / フープの状態をチェック
フープは、損傷してしまうとテンションが均等にかからなくなってしまったり、剥離したメッキで怪我をしてしまうこともあります。スネアから取り外したら、ボルトも全て取り外して、『歪みは無いか?』『チューニングボルトを通す穴やその周辺から亀裂が発生していないか?』を入念にチェックしましょう。

錆や汚れ以外で何らかの異常が見られた場合はフープ自体を交換しなくてはなりませんが、ヴィンテージドラムの場合は同じものが入手できる可能性が非常に少ない上に、現行モデルに交換してしまうとサウンドも激変してしまいます。寿命を延ばすためにも定期的なメンテナンスをお奨め致します。

フープのメンテナンス&フープ損傷の予防策についてはこちら

その3 / チューニングボルトのチェック
チューニングボルトは機能的に問題がなければ、ブラシでネジ溝のクリーニングを行えばメンテナンス終了です。錆が酷い場合は、CRC(556)などを吹きかけてしばらく置くと錆が落ちやすくなります。
仕上げにタオル地のウェスを使うと、ネジ溝に入った汚れも取れやすくなります。
ボルトを全て外してみて、もしも長さがマチマチだったり、ネジ溝が潰れている場合や曲がりがある場合は、サイズに見合った適正のボルトに交換しましょう。
DWの場合はネジ溝の幅が独自の設定になるため、交換の際は必ず確認して純正のボルトを使用してください。
最後にボルトワッシャーの有無もチェックし、消耗や損傷が見られる場合は交換・補充しましょう。

ボルトワッシャーの種類とサウンドの変化について

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