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01 チェック


シンバル全体のコンディションをチェックしましょう。
指紋、くすみ、ミュート等で使用したガムテープ等の跡、打痕、油汚れ、緑青、ヒビ、歪み、ヘコミなど、お手持ちのシンバル の外観がどのような状況なのかと、サウンドをチェックします。
この時点でクリーニングやメンテナンスが本当に必要なのか、必要ならどのような作業が適切なのかをこの時点である程度把握しておきましょう。

 

STEP 1   外観のチェック
軍手を着用してから状態チェック の確認を始めます
当たり前の事ですが、少なくともシンバルをホールドする手には必ず軍手を着用しましょう。作業している間に手垢や指紋をベタベタとつけていたら・・・・ ね。

まずは一番わかりやすいセンターホールの状態をチェックします
削れて穴が変形していませんか?亀裂が入っていませんか?

修復は不可能なので、これ以上変形等が進行しないようリベットを使い保護します。

 
シンバルスタンドに付いているはずの、スタンドとシンバルのセンターポールが接触しないようにするチューブが無いままセッティングして長く使用していると、センターホールが必ずと言っていいほど上の写真のように変形してしまいます。
チューブが無い場合は必ず取り付けてからシンバルをセッティングしましょう。

次に全体を確認します
一見目に見えない割れやヒビがあるかもしれません。ぬかりなくチェックしましょう。
音が気にいっていても小さなヒビが入っている場合もありますのでしっかりとチェックしましょう。

打痕・指紋・手垢
新品やブリリアントフィニッシュの場合、特に気になるのがこの汚れ。基本的にはウェスでの乾拭きで取り除くことができます。
このまま汚れを放置しておくと酸化して緑青になります。
緑青
シンバルに付着している青色のサビは緑青(ろくしょう)といいます。指紋・手垢等の油汚れが空気と触れて酸化して発生するようです。素手でよく触る部分に多く出来ているはずです。
取り除く場合は専用のクリーナーを使用します。
緑青は過去には有毒とされていたものですが、関係各機関等の調査の結果現在はほぼ無害とされているようです
テープ跡
貼ってからまもないものはシールはがし(少量)で綺麗に取り除けますが、歳月が経過した硬くなってこびり付いたガムテープ等の跡などはシールはがしを使用した後残った部分を傷がつかないように慎重に丁寧に削りとります。
割れ・ヒビ
レイジング(シンバルの溝)にそってヒビが入る場合と、それとは関係なくエッジからヒビが入る場合があります。前者の場合、パッと観では気が付かない場合がありますので裏・表とも良く観て下さい。
修復は不可能です。これらに対してできることはそれ以上広がらないように加工するのみです。ヒビの形状や大きさ場所、そしてサウンドに与える影響具合によって対処法が異なります。
割れ、ヒビ、については割れた部分をカット又はヒビ防止加工を施す ことも可能です。要相談の上で対処方法(加工をする必要があるか否か)を決めましょう。 詳しくはこちらよりお問合せください。
歪み・ヘコミの場合は防止・再生加工は出来ません。

STEP 2 サウンドのチェック
現状を目で確認した後、チェックしたメンテナンス対象がそれぞれサウンドにどのような影響を与えているのかを叩いてチェックし、クリーニングやメンテナンスが本当に必要なのか、必要ならどのような作業が適切なのかを判断します。

一ヶ所ではなく様々な場所を叩きチェックすることで、割れや歪み等のサウンドに与える影響をより細かく把握することができます。